自分の子供が将来いじめられたらどうしよう…。学校は共同生活なのでいじめは必ず起こります。私には3歳の息子、1歳の娘がいます。「まだいじめについて考えても仕方ないよ」と言われるかもしれませんが…どうなんでしょう。今のうちから考えておくべきではないでしょうか。いじめは悪であり、害でしかありません。子供がいじめにあってひねくれてしまってからでは遅いのです。私はここ数日ずっと考えていました。自分の過去を振り返り、どんな人間がいじめに合わないのか。そもそも人とはどうあるべきなのか。ゴチャゴチャ思考を巡らせて考えた結果、ある簡単な法則に気づきました。それは「面白い人はいじめられない」ということです。
面白い子供になるように育児する
面白いと言ってもいろいろな方向がありますが、ここで言う「面白い」は単純に笑えるかどうかです。
すぐに面白い人間にはなれませんよね。子供は大人よりももっと時間がかかります。子供がいじめられたから面白い人間にしなくてはと思っても遅いのです。だから小さいうちから長い時間をかけて面白いを意識させる必要があるのです。お笑いの英才教育といったところでしょうか。
では具体的に何をすれば良いのでしょうか。
何が面白くないのかを教える
面白い子供にするために何をすれば良いかは非常に簡単なことで、何が面白くないのかを教えれば良いのです。
例えば、あなたが子供と一緒に遊んでいる時に突然、子供がふざけて小島よしおの真似をするとします。
「そんなの関係ねぇー!そんなの関係ねぇー!」
少し古いですが、子供に人気のギャグです。どうです?全然面白くないでしょ?
いや、小島よしおがすれば笑えるのですが、子供がしても、フリもなければ、テンポも悪い。おまけに筋肉もない。全然面白くないのです。わかりやすいので小島よしおのオッパッピーを拝借しましたが、他の芸人のギャグでも同じです。ほんの少し救いがあるとすれば微笑ましい(ほほえましい)くらいでしょうか。
子供のお友達が見ても同じ感想を持つことでしょう。面白くないものは面白くないとしっかり教える必要があります。
どうすれば面白くなるのかを教える
では、面白くないことは面白くないよと教えたところで、今度はどうすれば面白くなるのかを教えるのです。面白くないと言い続けたら何もしない無気力な子供になってしまいます。
かといって、どうすれば面白くなるのかお笑い芸人じゃないからわからないよと思うかもしれません…。喝!だからダメなんです。
「子育ては親育て」「親は子供に育ててもらっている」
このような言葉をあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。子育てを通して親も一緒に成長するものなのです。面白い子供にしたければあなたが面白いを理解する必要があるのです。かといって、あなたはもちろんお笑い芸人ではありません。どうやって面白いを理解すれば良いのでしょう。簡単なところでいうと、テレビでしょう。テレビでバラエティ番組を目から血が出るほど見て、お笑い芸人の視点でお笑い番組を見ましょう。お笑いの勉強をするのです。
いや…。きつい。ですね。私はお笑い番組が好きなのでそんな考え方をするのですが、好きじゃない人もいますよね。
そんな方には本を読むことをオススメします。
勉強したいなと思った方はAmazonなどで他の本やDVDなどを探してみてください。
とはいえ、自然に子供が面白いことを言ってきたらそれを誉めてあげればいいのだと思います。子供というのは思った以上に大人な考えをしているもので、時に大人よりも面白い発言をしたりするものです。それを大いに褒めてあげましょう。
面白い人間になって悪いことなんてない
そもそも面白い人間になって悪いことはないのです。笑いは周りを明るくします。この人と一緒にいたら楽しいと思わせるので友達が寄ってきます。
あなたも面白い人に憧れていませんか?面白い人と一緒にいると笑顔が絶えませんよね。周囲を笑顔にさせる能力こそ生きていく上で一番重要な能力と言っても過言ではないかもしれません。笑いを勉強することで悪いことなんてありません。どんどん笑いを勉強しましょう。
面白い人間は加害者にもならない
ここまでいじめについて、いじめられたくないということを書いてきましたが、もっと良くないことがあります。それはいじめる側になるということです。いじめる側になるということは人に迷惑をかけるなんてレベルではありません。人の人生を狂わせてしまう可能性すら持ち合わせています。最悪です。
その点、何が面白くて何が面白くないのかを教えていれば、いじめるという行為がどんなに面白くないことなのかを理解できます。というのも、いじめはサブイのです。一見いじめる側は面白いからいじめているように思われがちですが、その行為自体は全然面白くないはずです。あなたも自分の子供時代のいじめの現場を思い返してみてください。面白がっている人はいたとしても、引いている(面白くないと思っている)人もいたことでしょう。そして大人になればみんないじめは面白くないと口を揃えて言うはずです。いじめは笑いとしてレベルが低いと言えます。
要するにいじめは面白くないのです。
ということは、面白い子供は面白くないいじめをしないのです。こういった意味でも面白い子供に育てることが教育上良いことがわかります。
面白いは大人になっても役に立つ
子供はやがて大人になります。社会で生きていくことになります。大人になって社会で生きていく上で必要となってくるスキルの1つにコミュニケーション能力があります。そこに面白いという要素があると人とのコミュニケーションが円滑に回ることでしょう。
あなたの職場でも面白い人は常に場の中心にいるのではないでしょうか?
笑いを作る上でテクニックの1つとして、そこにある出来事を他の何かに例えるということがあります。例える力があると人にわかりやすく説明することができます。笑いの力というのはコミュニケーション能力向上につながるのです。
まとめ
いかがだったでしょう。いじめられないために親がどんな育児をすれば良いのか書いてきました。いじめは深刻な問題であり、なくなることはありません。だったら対策、防ぐ方法を考えるべきです。いじめを未然に防ぐ方法として私が提案したのは笑いを教えることです。もちろん笑いを教えるというのは簡単ではないですし、自分も笑いの勉強をする必要があります。それを面倒なことだと思う時間があれば1つでも多くバラエティ番組を見て、面白い人の話し方を見て分析し、笑いの力を向上させる方がいいのではないでしょうか。
ぜひ、あなたの子育ての中に笑いを教えることを追加してください。そしていじめとは縁のない生活を送り、すくすくのびのび子供を育てていきましょう。